みんなが書いてくれたお手紙、まっすぐ心に届きます*
「ありがとう」 は、こちらこそ。
今日は、所属している小学校の図書ボランティア、最後の日でした。
主に低学年のクラスに出向いて、毎回3冊程、絵本の読み聞かせをしてきました。
週に1回、お昼休みのお話し会もお手伝いしていました。
子ども達から、お礼のお手紙を受け取って、自宅でゆっくり読ませてもらい、この活動が、子ども達の心にじわじわ届いているな…と実感できました。
地味で小さな活動かもしれないけれど、毎回真剣に向き合って、おはなしが届くよう、楽しさをみんなで共有できるよう、絵本の勉強、選書、読みの練習、努めてきました。
何より、自分が毎回子ども達と絵本を楽しんできました。
感想の中で多かったのは、
・絵本が好きになった
・絵本を自分で読むようになった
・印象に残った本について
・お話の時間が楽しみになった
・知らない本をたくさん見せてください
・いつもおもしろい本をありがとう
他には、
・読んでもらった本をお母さんと探しに行った
・兄弟に読んであげようと思った
・たくさん本を読みたくなった
・じょうずに本を読めるようになりたい
うれしい感想は、
・こころが明るくなった
・こころがあったかくなった
・こころもたのしくなる
・こころがおどった
・読んでもらうとほっとする
・あこがれています
・ずーっときいていたいぐらい楽しかった
・本がきらいだったけど、もこもこさんのおかげで本が大すきになった。今、本が、大大大大大大すきです。
図書ボランティアみんなに向けられた、お礼の言葉たち。
3年間、ボランティアを続けてきましたが、ようやく自分でもいいお話し会の時間が作れるようになってきたかな…と思ったり。その時々で、色んなハプニングもありましたが、大事なのは、良い絵本を上手に読むことではなく、いかに子ども達との信頼関係を築き、お話を共有する空間を作り出すことだと、体験して気付くことが出来ました。
引っ越しして、やむなくここを去ることになり、新年度、みんなに本を読んであげられないのは残念だけれど、きっと、一緒に過ごした絵本時間は、一人一人の心に記憶として残っていると信じています。
成長して、大人になって、ふと絵本を手に取るようなことがあったとき、読んでもらった記憶が蘇るといいなと願っています。
それはきっと、やさしい記憶…
みんなと過ごした時間、
あたたかな空間、
読んでくれた人の声、
絵本の断片、
心に芽生えた感情、
様々な形で思い出され消えて行く記憶。
それこそが、私たちが今出来る、子ども達への心の種まき。
お話し会を通して、
本に興味を持ってくれたらな、
本を好きになってくれたらな、
素敵な本とたくさん出会ってくれたらな、
心が強く優しく育ってくれたらな、
本が心の支えになったらな、
絵本の力を信じている、読み手の私たちの祈りです。
春から、また新しい学校で、お話し会のお手伝いが出来たら嬉しいな。
子ども達に届けたい本が、まだまだたくさんあります。
” また読んでくださいね! ”
みんなとの約束、これからもずっと胸に抱いて。
絵本と共に、子ども達の未来のために。
ずっと続けていきます。
本当に、幸せな時間をありがとう*